とうぼう阿月 お問い合わせ 入会申し込み
HOME 教室案内 ギャラリー アクセス 用語集 陶芸の基礎知識
 あ 
 か 
 さ 
 た 
 な 
 は 
 ま 
 や 
 ら 
 わ 
酸化焼成と還元焼成
地球上では、空気の中に20%の酸素が含まれています。従って、空気が存在する状態で焼成すれば、酸化焼成になります。電気の窯は、空気中で焼成しますから必ず酸化焼成になります。
例えば電気の窯で、化鉄が2%くらい含まれた釉(ゆう)を焼成(しょうせい)すると、黄瀬戸(きぜと)のような黄色もしくは淡い茶色に発色します。これが酸化焼成の色です。ところが酸化鉄を同じような割合で含んだ釉を、ガス窯で還元焼成すると、青磁(せいじ)御深井(おふけ)のような淡青色になります。どうして同じような釉が酸化焼成と還元焼成とで色が異なるのでしょう。燃料を燃やすには、ある量以上の酸素が必要です。これを完全燃焼といいます。酸素が十分得られないと一酸化炭素が生成されます。このような燃焼を不完全燃焼といいます。ちょっと乱暴な例えですが、落ち葉を燃やすとき風が入って炎が勢いよく出ているような状態が完全燃焼で二酸化炭素が出ています。空気が足りなくて黒い煙がもくもくと出ているような状態が不完全燃焼で一酸化炭素が出ています。
釉薬(ゆうやく)
「ゆう」、「うわぐすり」とも言い、焼き物の素地に掛ける珪酸塩化合物の総称です。焼成するとガラス質になり、水分の浸透を防いだり、汚れを付きにくくします。さらに、釉薬によって様々な色合いに焼き上がり、その美しい光沢で、装飾の役割も果たします。
釉薬は窖窯や登り窯で薪を燃やしたときに発生した灰が熔けて、素地の表面の長石や珪石と化合してできたガラス質の自然釉がきっかけで発見されたと言われています。その焼き上がったときの光沢や色合いから、透明釉、乳濁(不透明)釉、マット(艶消し)釉、結晶釉に分類されます。
釉薬の主な原料は、長石、珪石、土灰、藁灰、石灰石、ベンガラ(紅殻)、炭酸銅などです。これらの比率を変えながら原料を組み合わせれば、自分で色々な釉を作ることができます。しかし、釉薬の調合は非常に微妙で、初めのうちは市販の釉薬を使って釉掛けをした方が、安定した色合いと艶に焼き上がります。
釉薬は厚すぎても薄すぎても良い結果を得られません。特別な目的がある場合を除いては、釉掛けが薄すぎると、出来上がった作品はどうしても迫力に欠けたものになりがちです。
流れやすい釉薬もありますが、深みのある良い色を得るためには、ある程度の厚みが必要です。厚めに施釉した器を思い切って焼いてみるのも、良い作品を作るコツの1つです。釉薬が流れた時を考えて窯詰めのときには器と棚板の間にせんべい状にした素焼きを置いて、棚板にくっつくのを防ぎます。
 釉薬の適度な厚さの目安は、ハガキ1枚分程度です。
copyright 2004 imp digital design studio