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経験年数が短くても、長くても問題ありません。
美容業界では美容学校を卒業後、入店して雑用から始まり、それと平行してシャンプー→ワインディング→スタイリング→カットのようなステップが一般的なようです。
しかし、これには大きな疑問を感じます。雑用や接客、電話の応対などを教育することは大変重要なことなので、美容師になるためと言うだけではなく、社会人として最初に覚えなければならないことだと思います。ただ、技術的な修得に関しての順序は矛盾もあるし、効率的ではありません。スタイルを仕上げるためには、カットをどのような意図で進めたかを理解できていなければ、ワインディングも、スタイリングも良いものが出来るわけがありません。
スタイルとは髪の流れを利用して創るものです。カット技法を理解していない者が、そのカットに適したワインディングやブローをすることには無理があります。
技術の習得の順序で行けばシャンプー→カット→ワインディング→ブローが正しく、効率的なのではないでしょうか。
それを考え合わせれば、カットを覚える時期に一番適しているのは、 シャンプーの次ということになります。
たくさんのハサミが用途別にありますが、基本的にスタイルを作るために必要な種類は3種類です。一般的なカット用、髪を梳くためのセニングシザー、刈上げなどに使うロングシザーでしょう。
一般的なハサミのサイズは手の大きさに合わせて選んで下さい。
女性の場合ば4.5〜5インチ 、手の大きい人で5.5インチ程度が適しています。
男性の場合は5インチ、手の大きい人でも5.5インチまでです。
この場合の、手が大きい、小さいというのは 手のひらの幅と、指の長さが関係してきます。女性は男性に比べて、手のひらの幅が狭く、指が長めの人が多くいます。ハサミを持った時、刃の部分を除いたハサミの長さが手のひらの幅よりも少しだけ(0.5cm〜1cm)長いくらいのものが適しています。メーカーによって、この部分の長さは違います。自分の手に合ったものを選んで下さい。

セニングシザーは正刃と逆刃があります。一般的な使い方の場合は正刃(ハサミを持った時に手の甲の方から見たときに櫛の形が上にくるもの)を選んで下さい。
ロングシザーは7インチ程度のものが良いでしょう。

この3種類を揃えなくても、1つのハサミ(5インチ程度)でカットは出来ます。高価なものなので必要に応じて買い揃えて下さい。ただ、よく聞く話なのですが、練習なのだから安いのでいいとか、切れが悪くてもいいとかと言ったことを耳にします。これは間違いです。切れないハサミで練習すると、切れが悪いために余分な力を入れてしまい、正しいハサミの使い方が出来ません。それだけではなく、悪い癖がつく可能性があります。新しいハサミが半年程度で切れが悪くなり、研ぎに出しているような場合は、正しい切り方をしていないと言うことです。正しい使い方(ハサミの開閉に余分な力が入っていない)をしていれば、一年、二年は切れ味が続くはずです。

これを考え合わせれば 、最初は自分の手に合った、切れ味の良い5インチ程度のハサミを使うことが良いと思います。
ウイッグの種類もたくさんあり、値段的にもかなりの幅があるようです。アップ用やカット用、刈り上げ用等を用途別に使って各々の練習をしていくわけですが、練習に使うウイッグ選びで注意するのは毛流と毛量です。
カット用に使用するのであれば、毛の量が少ないものや、長さに極端なバラツキがあるものは避けてください。また、根元の植え方が寝ているものや、一カ所にたくさんの毛を植えたもので、毛の間隔が広いようであれば、これも正しい練習が出来ません。
適度な密度で、根元の起き上がっているウイッグを選んで下さい。

コームも色々な形や種類があります。
カットをする時は、荒歯と密歯を使い分けて作業を進めます。荒歯でスライスや髪の毛を梳くことをし、最後に密歯を使ってきれいにパネルを引き出します。
そのためには荒歯と密歯が両方あるコームでなければなりません。リングコームや荒歯しかないコームを使っている人がいますが、密歯しかないコームでは、スライスやブロッキングの時に毛の密度の影響を受けて、きれいに取りにくくなります。
また、必要以上に長いコームを使う人もいますが、あまり感心しません。密歯、荒歯を使い分けるときにハサミと接触し、 カチカチと耳障りな音がします。カットをするときもコームが邪魔になるので自分の手の大きさにあったものを使用して下さい。


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